〔電力006〕タービンとその付属設備について覚えておくこと

〔電力006〕タービンとその付属設備について覚えておくこと

(1)タービンの種類と付属設備

タービンとは流体(液体や気体)のもつ運動エネルギーを、機械の回転エネルギーへ変換する機械です。汽力発電に用いられるタービンを蒸気の処理の方法別に分類すると、復水タービンと背圧タービンに分けられます。復水タービンには単純復水タービン、再生タービン、再熱タービン、再熱再生タービンがあります。また、発電で使われるタービンの多くは復水タービンです。

(2)使用方法によるタービンの分類

・復水タービン
タービンを出た排気がすべて復水器に行き、水となり蒸気を引っ張る力が生じ、効率が上がるもので、ほとんど発電以外では使わないものです。
・背圧タービン
タービンから出た排気を工場などで使用するものです

(3)汽力発電におけるタービンについて

・単純復水タービン
復水器によりタービンから排気を復水させるものを復水タービンといいます。また、単純復水タービンはタービンに入った蒸気のすべてが復水器へ導かれるものをいいます。
・再生タービン
再生サイクルに用いるもので、タービンに入った蒸気を途中で一部抽出し、その蒸気で給水を加熱します。
・再熱タービン
再熱サイクルに用いるもので、タービンに入った蒸気が膨張した後、これをボイラにある再熱器に戻し、再度蒸気の温度を高くしてからタービンへ戻すものをいいます。加熱器→タービン→再熱器→タービン・・・・と蒸気が循環します。
・再熱再生タービン
再生タービン+再熱方式をとりいれたものです。

(4)タービンの付属設備

・複水器
タービンから排出された蒸気を冷却して復水にするもので、タービンの排気圧力を低下させる役目を果たしています。復水は再度ボイラ給水として使用します。現在、広く用いられているのは、表面復水器と称されるもので、密閉容器内に多数の冷却管を備え、その冷却管を徹冷却水で冷却凝結させて復水とし、タービン排気部分に真空を生じさせます。排気とともに複水器に流入する空気などのガス体は、真空ポンプで排出します。また、複水器の真空度は一般に冷却温度21度で5.07〔kPa〕です。
・循環水ポンプ
冷却水を復水器に供給するポンプで、揚水量が大きく揚程の低いことが特徴です。
・復水ポンプ
復水器の復水タンクから復水をくみ出し、低圧給水加熱を経て、脱気器に送り込むものです。
・真空ポンプ
排気とともに流入する空気やガスおよびタービンの各部継手などから侵入した空気が復水器に溜まるので、これを復水器外に抜出し、真空度を保持、タービン効率の低下を防いでいます。

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