〔法規005〕電気工事士法とは?

〔法規005〕電気工事士法とは?

法規科目では、法令についての暗記をしておかなければ解けない問題が多く出題されます。
電気工事士法は、頻出の法令の中の1つです。ぜひ、下記の内容を暗記しておきましょう。

また、この法律は、電気工事の欠陥による災害の発生を防止し、電気保安を確保するために、定められています。電気工事士には、一般用電気工作物の工事に従事することができる第二種電気工事士と自家用電気工作物の工事に従事できる第一種電気工事士等があります。
 

(1)電気工事士法の目的(第一条)

 この法律は、電気工事の作業に従事する者の資格および義務を定め、もって電気工事の欠陥による災害の発生の防止に寄与することを目的とする。

(2)電気工事の種類と資格(第二条)

 電気工事とは一般用電気工作物または500kW未満の自家用電気工作物を設置し、または変更する工事と規定されています。
 電気事業用電気工作物の電気工事は、この法律でいう電気工事にならないため、その工事に関する資格は要求されていません。また、自家用電気工作物も定義されており、この定義からはずれる自家用電気工作物の工事を行う場合もとくに資格は定義されていません。

(3)電気工事士の資格と電気工事の範囲

第二種電気工事士:一般用電気工作物(600V以下で受電し、構内で使用する。または小電力発電設備)の工事
第一種電気工事士:最大電力500kW未満の自家用電気工作物の需要設備(特殊電気工事を除く)および、一般用電気工作物の工事
特殊電気工事資格者
 ネオン工事:最大電力500kW未満の需要設備のネオン工事
 非常用予備発電工事:最大電力500kW未満の非常予備発電装置工事
 認定電気工事従事者:最大電力500kW未満の需要設備の電線路を除いた電圧600V以下の電気工事

(4)電気工事士でなければできない作業

1 電線相互を接続する作業
2 がいしに電線を取り付ける作業
3 電線を直接造営材その他の物件(がいしを除く)に取り付ける作業、取り外す作業
4 電線管,線樋,ダクトその他これらに類する物に電線を収める作業
5 配線器具を造営材その他の物件に固定し,又はこれに電線を接続する作業
   (露出型点滅器又は露出型コンセントを取り換える作業を除く。)
6 電線管を曲げ,若しくはねじ切りし,又は電線管相互若しくは電線管とボックスその他附属品とを接続する作業
7 金属製ボックスを造営材その他の物件に取り付ける作業、取り外す作業※3
8 電線,電線管,線樋,ダクトその他これらに類する物が造営材を貫通する部分に金属製防護装置を取り付ける作業、取り外す作業※2
9 金属製の電線管,線樋,ダクトその他これらに類する物又はこれらの付属品を建造物のメタルラス張り,ワイヤラス張り又は金属板張りの部分に取り付ける作業
10 配電盤を造営材に取り付ける作業
11 接地線を自家用電気工作物に取り付け,接地線相互若しくは接地線と接地極とを接続し、又は接地極を地面に埋設する作業(ただし、第二種電気工事士の場合は、「自家用電気工作物」を「一般用電気工作物」と読み替える。)
12 電圧600Vを超えて使用する電気機器に電線を接続する作業

(5)電気工事士でなくてもできる作業

1 電圧600V以下で使用する差込み接続器,ねじ込み接続器,ソケット,ローゼット、その他の接続器又は電圧600V以下で使用するナイフスイッチ,カットアウトスイッチ、スナップスイッチその他の開閉器にコード又はキャブタイヤケーブルを接続する工事
2 電圧600V以下で使用する電気機器(配線器具を除く。以下同じ。)又は電圧600以下で使用する蓄電池の端子に電線(コード,キャブタイヤケーブル及びケーブルを含む。)をねじ止めする工事
3 電圧600V以下で使用する電力量計若しくは電流制限器又はヒューズを取り付け,又は取り外す工事
4 インターホーン,火災感知器,豆電球その他これらに類する施設に使用する小型変圧器(二次電圧が36V以下のものに限る。)の二次側の配線工事
5 電線を支持する柱,腕木その他これらに類する工作物を設置し,又は変更する工事
6 地中電線用の暗渠又は管を設置し,又は変更する工事

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