〔法規007〕絶縁耐力試験の計算方法

〔法規007〕絶縁耐力試験の計算方法

法規科目では、法令で決まっている値を暗記しておいて、計算をする問題が出題されます。絶縁耐力試験についての計算も、その1つです。

(1)使用電圧(公称電圧)と最大使用電圧

 使用電圧とは、公称電圧ともいい、電路を代表する線間電圧を指します。100〔V〕、200〔V〕、400〔V〕、3,300〔V〕、6,600〔V〕、11,000〔V〕、22,000〔V〕、66,000〔V〕がよく登場します。
 最大使用電圧とは、使用電圧を、1.1で除して1.15をかけた値です。

最大使用電圧=使用電圧 \displaystyle \times{\frac{1.15}{1.1}} ・・・①

(2)電路の絶縁

 高圧および特別高圧の電路は、電路の種類に応じて試験電圧を電路と大地の間に連続して10分間加えた時、これに耐える性能を有していなければなりません。
 また、電線にケーブルを使用する交流電路の場合は、交流試験電圧の2倍の直流電圧で試験しても良いとされています。

[ 練習問題 ]

次の文章は「電気設備技術基準の解釈」に基づく、特別高圧の電路の絶縁耐力試験に関する記述である。
公称電圧22,000〔V〕、三相3線式電線路のケーブル部分の心線と大地との間の絶縁耐力試験を行う場合、試験電圧と連続加圧時間の記述として、正しいのは次のうちどれか。

(1) 交流23,000〔V〕の試験電圧を10分間加圧する。
(2) 直流23,000〔V〕の試験電圧を10分間加圧する。
(3) 交流28,750〔V〕の試験電圧を1分間加圧する。
(4) 直流46,000〔V〕の試験電圧を10分間加圧する。
(5) 直流57,500〔V〕の試験電圧を10分間加圧する。

[ 解説 ]

・交流電圧を加える場合

式①より、最大使用電圧は、\displaystyle 22000\times{\frac{1.15}{1.1}}=23000 〔V〕
最大使用電圧が7,000〔V〕~60,000〔V〕の電路に該当する。
よって交流の試験電圧は、23,000×1.25=28,750〔V〕

・直流電圧を加える場合

交流電圧を加える場合は交流電圧の2倍の電圧を加えればよいので
28,750×2=57,500〔V〕

印加試験の時間は10分なので、答えは(5)となる。

答 (5)

=独学が不安なら、資料請求はコチラ=

カテゴリー:
資料請求【無料】
【無料】メルマガ登録