〔法規011〕低圧屋内配線工事の種類

〔法規011〕低圧屋内配線工事の種類

低圧屋内配線工事の種類は様々ですが、その場所によってできる工事とできない工事や、施工する際に守らなければならないことがあります。
それぞれ工事の種類で整理して覚えておきましょう。

1. ケーブル工事

ケーブル工事は、電線を造営材に直接取り付けることができますので、工事が簡単にできます。
重量物の圧力又は機械的衝撃を受けるおそれがある箇所に施設するケーブルには、防護装置を設けます。

2. 金属管工事

金属管工事は、金属管を造営材に直接取り付けるか、コンクリートに埋め込んで管内に電線を通して施設するものです。

金属管には、D種設置工事、C種設置工事を施しますが、次の①②のときは設置工事を省略することが可能です。
①管の長さが4〔m〕以下のものを乾燥した場所に施設する場合。
②対地電圧が150〔V〕以下で、管の長さが8〔m〕以下のものに簡易接触防護装置を施すとき、又は乾燥した場所に施設する場合。

金属管工事は、すべての場所で施工できます。
ただし、木造の屋側電線路は禁止されています。

3. 合成樹脂管工事

合成樹脂管工事に用いられる合成樹脂製電線管は、硬質ビニル管、PF管、CD管があります。
PF管は露出工事、コンクリート埋め込み工事のいずれでも使用できますが、CD管は原則としてコンクリートに直接埋め込んだり、地中配線のケーブルを保護したりするときなどに使用されます。

合成樹脂管工事は、すべての場所で施工できます。
ただし、爆燃性粉じんや可燃性ガスがある場所では施工できません。

4. 金属可とう電線管工事

金属可とう電線管工事には、二種金属製可とう電線管(プリカチューブ)と、一種金属製可とう電線管(フレキシブルコンジット)があります。

原則としてD種設置工事又はC種設置工事を施しますが、
①管の長さが4〔m〕以下の場合はD種設置工事を省略できます。
②接触防護装置を施す場合は、C種をD種にできます。

5. 金属線ぴ工事

300〔V〕以下の展開、乾燥した場所、又は点検できる隠ぺい場所に施工できます。
金属線ぴには、D種設置工事を施します。
設置工事の省略規定は金属管工事に準じています。

6. 各種ダクト工事

金属ダクト工事は、太い電線を多数集中して施設する場合、配線をダクトに収めて施設する工事方法です。
バスダクト工事は、金属製のダクトの中に銅帯やアルミ帯の導体を絶縁物で固定し、大電流を流すことができるようにしたものです。
フロアダクト工事は、コンクリート建物の床下にダクトを施設し、床面に受け口を設けて配線する方法です。
ライティングダクトは、照明器具などを専用プラグを介してダクトのどこからでも自由に接続できるようにしたものです。

7. がいし引き工事

がいしで電線を支持して配線するものです。
展開した場所や点検できる隠ぺい場所、つまり点検が可能な場所のみで施工できます。

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