【質問】
「電気化学」で出てくる原子価の考え方が、分かりません。
水酸化カドミウムを例に説明します。
水酸化カドミウムの式は、Cd(OH)
となります。
これは、「(OH
)2個とCdが結合している」という意味です。
次に、(OH
)はマイナスを1つ持っています。
これは、「結合の手を1本持っている」ということです。
Cd(OH)
の場合、マイナスを1つ持っている(OH
)が2個結合しているので、Cdも2個の手を持っています。
これが、原子価です。
原子価は「とはある原子が何個の他の原子と結合するかを表す数」のことで、中学や高校の初級クラスの理科では、「結合の手」の本数に例えられることが多いです。
(OH)が手を1本持っているため、「金属と結合したときに(OH)何個と結合しているか」をみると原子価が分かります。
たとえば・・・・・
Cd(OH)
→ Cdは、2価。
K(OH) → Kは、1価。
というようになります。