【質問】
自己誘導起電力の式
に-(マイナス)がついている理由が知りたいです。
は、次の2つの法則から成り立っています。
【ファラデーの法則】
電磁誘導によってコイルに誘導された起電力の大きさは、時間に対する磁束変化の割合に比例する。
【レンツの法則】
磁束の変化の方向が逆向きになると、起電力の発生する方向も逆になる。
この2つの法則をまとめたのが
です。
-(マイナス)がつくのは、レンツの法則が根拠です。
下向きの磁束が、増加したときに発生する誘導起電力の正の向きが右回りです。
(右ねじの法則による。下図の
)
下向きに磁束が増えると、それを妨げる上向きの磁束をつくるような起電力がコイルに発生します。
その起電力の向きは左回りです。
(下図の
)
これは負の向きになりますので、-(マイナス)自己誘導起電力の式にはつくことになります。

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